小山怜央さんが2023年2月13日に棋士編入試験の対局に勝利し、プロ棋士になりました。
奨励会を経ない棋士第1号ということで注目が集まっていますね。
- 小山怜央の経歴と学歴!
- 大学卒業後はリコーに就職?現在は?
小山怜央さんはどんな人なのか?詳しく紹介していきます。
小山怜央の経歴と学歴!
小山さんが若手プロの横山友紀(ともき)四段(23)に133手で勝利しました。
そして、棋士養成機関『奨励会』未経験者の合格は、現行制度の棋士編入試験では小山さんが初めてなんですね!
2023年4月1日付で小山怜央さんは棋士になることが決まっています。
そんな小山怜央さんの経歴はを紹介します。
- 岩手県立大学ソフトウェア情報学部に進学し、3年生の時に全日本学生名人戦で優勝
- 2015年:アマチュア名人戦で優勝
- 奨励会三段編入試験の権利を得て受験するも、2勝3敗で不合格に
- 2016年に奨励会編入とプロ棋士の夢を諦め、就職活動をスタート
- リコー関連会社の入社試験を受け、システムエンジニアとして採用され横浜で勤務
- 仕事を続けながら、アマチュアの大会やプロ公式戦で勝星を上げていく
- 2022年9月13日に「棋士編入試験」の受験資格を獲得し、プロ棋士編入を勝ち取る
小山怜央さんは岩手県釜石市の出身で、高校生の頃に東日本大震災に遭っています。
実家も津波で流され、自宅にいた母親も実家と共に流されたそうですが、奇跡的に助かりました。
そして、小山怜央さんも家族も無事でした。
その後避難所生活や仮設住宅を経て大学進学されます。
被災者は学費免除で県内の国公立大学に進学可能だった為、岩手県立大学ソフトウェア情報学部に入学されました。
県内の国公立を狙える学力はあったそうで、小山さんが志望した学部は、センター試験+2次試験は数学だけだったそうです。
やはり将棋が強い方は頭もいいようですね。
小山怜央は大学卒業後はリコーに就職?
2016年に奨励会編入とプロ棋士の夢を諦め、就職活動をスタートした小山怜央さん。
就職先に選んだのは、横浜のリコーの関連会社でした。
実はリコーグループの将棋部は、社会人では最強と言われているところなんです。
システムエンジニアを目指していた小山さんに、リコーの将棋部の方から誘いがあったそうです。
システムエンジニアとして仕事を続けながら、将棋は続け、アマチュアの大会やプロ公式戦でも勝利を収めています。
小山怜央は現在もリコーで働いてる?
小山怜央さんは、2021年にリコーを退職しています。
「プロ棋士になりたい」という思いが強く、将棋に専念する道を選びました。
27歳で仕事を辞めて、30歳までにプロへの編入試験を受けることを決意し、見事念願のプロ棋士になったんですね。
自身の幼い頃からの夢を叶えた、小山怜央さんの活躍が楽しみです。
小山怜央のプロフィール
小山怜央さんの気になるプロフィールはこちら。
- 名前:小山怜央(こやま れお)
- 生年月日:1993年7月2日
- 出身地:岩手県釜石市
- 高校:岩手県立釜石高校
- 大学:岩手県立大学ソフトウェア情報学部
- 座右の銘:失敗は成功のもと
- 得意な戦法:乱戦系の将棋・角換わり
2022年3月からは将棋のオンラインインスタラクターとしても活動されています。
そんな小山怜央さんの師匠は、北島忠雄七段です。
師匠である、北島忠雄七段との出会いは、小山さんが中学3年生の時でした。
奨励会の試験を受ける際に、両親がお願いしたのが北島忠雄七段だったんだとか。
そんな師匠の尊敬しているところは、「謙虚で弟子思いなところ」だそうです。
良い師弟関係を築いてこられたように感じますね。