イカキングはコロナ給付金で製作されたモニュメントです。
2021年の4月完成し、1年以上経過していますが、人気は衰えるどころか町の観光スポットになっています。
- イカキングの製作者は誰?
- ネーミングは公募で決定!
場所や経済効果についても詳しくお伝えしてきます。
イカキングの製作者は誰?
イカキングの製作者はヨシダ宣伝株式会社です。
デザインから製作・設置までヨシダ宣伝株式会社が手掛けています。
ヨシダ宣伝株式会社は1919年に金沢にて創業し、現在は金沢、富山、新潟、東京、福井、長野に拠点を置いています。
2019年に創業100年を迎えた老舗企業が、イカキングのデザインや制作を手掛けていたんですね。
創業当初は広告看板の製作をしていましたが、現在では
- イベントや展示会事業
- 文化施設や商業施設の事業
- 新聞・テレビなどの媒体広告事業
など幅広く手掛けています。
イカキングは全長13メートル、高さ4メートル、重さ5トンでかなり巨大です。
インパクト大で子供も大喜びして遊べますね。
町が設置費2700万円のうち約2500万円を、新型コロナウイルス感染症対策で自治体に配る臨時交付金から充てられています。
使い道について批判されていましたが、調べたところ、交付された地方創生交付金は6億8000万円でした。
そして、
- 2億7000万円を新型コロナウイルスの感染防止事業
- 1億4000万円を雇用維持・事業継続のための取り組み
- 2億7000万円を地域経済の回復
にそれぞれ充てられていたようです。
「イカキング」に臨時交付金全額が使われていたわけではなかったんですね。
現在は大人気で、イカキングを一目見ようと来場者も8万人を超えています。
人気スポットとして定着しているようですね。
イカキングという名前もインパクトがあって覚えやすいですが、誰が決めたのでしょうか。
イカキングのネーミングは公募で決定!
「イカキング」という名前は公募で決定しています。
モニュメントは2021年3月末に完成し、4月下旬から、
- 来場者アンケート
- インターネットで全国一般公募
県内外から909件の応募があり、能登町観光ガイドの選考委員会によって決められました。
命名者は金沢市在住の塚田 静香さんで最優秀賞を受賞し、「イカキング」に決定しました。
イカキングの名付けの理由は、
見た目の大きさがイカの王様のようで、さまざまな調理法があることから料理の王様のようでもある
でした。
優秀賞は「いかまる」と「つくも大王」が選ばれています。
イカキングの場所はどこ?
「イカキング」がある場所は、石川県能登町越坂の観光施設『イカの駅つくモール』です。
イカの駅つくモール
住所 〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町字越坂18字18番
電話番号 0768-74-1399
営業時間 9:30-17:00
定休日 水曜日
日本三大イカ釣り漁港”に数えられる能登町小木の漁港そばにあります。
「イカの駅つくモール」は観光施設になっており、
- 小木港とイカ漁の歴史の紹介と展示
- 「船凍イカ丼」などイカ料理が味わえるレストラン
- 特産品コーナー
- SUP・カヤック・遊覧船などのマリンレジャーも楽しめる
場所になっています。
小木イカの魅力の発信基地であり、奥能登におけるマリンスポーツの拠点にもなっていたんですね。
「イカスミソフトクリーム」が大人気で駅の名物なんだとか。
税込420円。
イカスミソフトクリームは、その名の通りイカスミが入ったソフトクリームです。
イカスミに含まれる塩分がソフトクリームの甘さを引き立て、大好評なんだとか。
ワッフル部分も黒くて本当に真っ黒ですね。
イカキングの経済効果は
2021年4月に完成したスルメイカのモニュメント『イカキング』による経済効果は、約6億円でした。
また、コロナ給付金を使ったことでニュースに取り上げられ、知名度も上がり、宣伝効果は約18億円でした。
イカキングを取り上げられた国内メディアは36番組で海外メディアにも取り上げられていましたね。
能登町には「感染対策に充てるべきコロナ交付金でなぜモニュメントを作るのか?」との批判の声が多く寄せられたましたが、結果として宣伝に一役買った結果になりました。
イカキングの制作費は約2700万円なので、経済効果はなんと約22倍にも‼︎
インスタ映えスポットとして今後も人気が定着しそうですね。